変わっていく生活の中で、また「自分」に戻る時間

妊娠・出産という、大きな変化のあとに

妊娠や出産。 それは、女性の体にとっても、生活にとっても、 人生で一番と言っていいほどの大きな変化です。

それまで当たり前のように通っていた場所。 好きだったはずの習慣。

それらから一度、離れざるを得ない時期があります。 自分のことよりも、 まずは目の前の命を守ることに必死な毎日。

「またいつか、あそこに戻れるのかな」 ふとした瞬間にそう思っても、 以前のように動けない自分を想像して、 少し寂しい気持ちになることもあるかもしれません。

いつでも帰って来れる場所

しばらくぶりにジムの扉を開けるとき、 「うまく登れないかもしれない」 「一度離れてしまったら、もう行きづらい」 と不安に感じてしまうかもしれません。
でも、そんな不安を感じる必要はまったくありません。

ボルダリングジムには、 「しばらく見かけないな」と思っていた人が、 数年後にふらっと現れる。 そんな光景が、当たり前の日常です。

ブランクがあっても、誰も気にしません。 「久しぶり!元気だった?」と、以前と変わらない温度で迎えます。

“以前の自分”と比べなくていい

出産を経て戻ってきたとき、 かつて登れていたコースが難しく感じたり、 体力の衰えに戸惑ったりすることもあるでしょう。

でも、大切にしてほしいのは、 「昔のように戻ること」ではありません。

今の、この体で、どう動くか。 今の、この感覚で、どう楽しむか。

“以前の自分”を目指すのではなく、 “今の自分”として、新しくボルダリングと出会い直す。 そんなふうに関わり方を変えていけるのも、 この運動の懐の深さです。

確かに筋力は落ちているかもしれません。でも、自転車と同じで、一度覚えたバランス感覚や体の使い方は、脳が覚えています。

「あれ? 意外と動ける!」 「この感覚、懐かしい!」

そんな瞬間に出会えたとき、止まっていた時計が動き出したような、不思議な嬉しさが込み上げてきます。

お母さんでも、妻でもない「私」の時間

家事や育児、仕事。 誰かのために時間を使うことが多い日常の中で、 壁の前に立つ瞬間だけは、 一人の「私」に戻れる時間です。

「今日は登ること自体よりも、 この空間に身を置きたい」

そんな理由で立ち寄ってもいい。 自分のために、 自分の体を使って、 自分の心地よさを探す。

子供のこと、夕飯の献立、明日の予定。

それらを全部忘れて「無心」になれる時間は、心のデトックスになります。

ジムを出て家に帰るときには、来た時よりも少し優しい気持ちで、家族に「ただいま」と言えるようになっているはずです。

いつでも、今のあなたのままで

通える頻度が月に一度になっても。 以前ほど高いところまで登れなくなっても。

あなたが「また行ってみようかな」と思ったときが、 最善のタイミングです。

無理に元のペースに戻そうとしなくて大丈夫。 今のあなたが、 一番心地よいと感じる距離感で。

ここは、いつでもあなたが戻ってこられる場所。 生活が落ち着いたら、またふらっとシューズを履きに来てください。

▶ 体調の波があっても、無理なく関われる運動について 女性向けにまとめた代表ページはこちら → [体調の波があっても、続けられる運動を探している女性へ]


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