体格の差が、そのまま「正解の差」になる
「背が高くないと、あのホールドには届かない」 「腕力がないと、体を引き上げられない」
ボルダリングを始める前、あるいは始めたばかりの頃、 そんな壁にぶつかってしまうことがあります。 確かに、体格による有利・不利が まったくないわけではありません。
でも、ボルダリングの面白いところは、 「正解がひとつではない」ということです。
誰かにとっての正解が、 あなたにとっての正解である必要はありません。
小さな体だからこそ、見える景色
背が高い人が軽々と届く場所へ、 あなたは届かないかもしれません。
けれど、小柄な人はその分、 壁との距離を近く保つことが得意だったり、 狭いスペースに足を置いて、 繊細にバランスを取ることができたりします。
「届かない」という状況は、 「どうやって体を動かせば、そこへ行けるか」を 自分なりに工夫するための、 クリエイティブな時間の始まりでもあります。
力で引くのではなく、重みに身を任せる
「懸垂が一度もできないから」と 不安になる方もいらっしゃいます。
腕の力だけで自分を持ち上げようとすると、 どうしても限界が早く来てしまいます。 だからこそ、力の弱い女性は、 自然と「足の使い方」や「体重の移動」を 熱心に覚えるようになります。
力任せに登らない。 しなやかに、重力を味方につけて、 流れるように動く。
そうして身につけた動きは、 筋力に頼るよりもずっと美しく、 そして疲れにくい、あなただけの武器になります。
比べるのは、隣の人ではなく「自分の感覚」
隣で登っている誰かが、 自分にはできない動きをしていたとしても。 それは、その人の体格に合ったやり方であるだけです。
「あの人はあんなに簡単に登っているのに」 と、自分と比較して落ち込む必要はありません。
大切なのは、 自分の手足がどこまで届くのか。 どの角度なら、体が安定するのか。
自分の体の「サイズ感」や「使い心地」を、 パズルのピースを合わせるように ひとつずつ確認していくプロセス。 その対話こそが、ボルダリングの醍醐味です。
あなたのままで、完成している
「もっと背があれば」 「もっと筋肉があれば」
そう思ってしまう日もあるかもしれません。 でも、今のあなたの体格は、 決して「足りない」ものではありません。
その身長で、そのリーチで、その筋力で。 どうやって目の前の課題を解決していくか。
リッジラインは、 あなたが自分だけの「登り方」を見つける過程を、 ゆっくり、大切に見守っていきたいと考えています。
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